資生堂のグローバルラグジュアリーブランド「クレ・ド・ポー ボーテ」は、『ジャパンアンバサダー就任会見』と、世界で活躍するメディアアートの先駆者、レフィーク・アナドール(Refik Anadol)とコラボレーションした『「肌の知性」 細胞がもつ神秘の力 AIアート展』の発表会を、6月27日、東京ミッドタウン アトリウムのイベントスペースにて開催した。

昨年ブランド誕生40周年を迎えた「クレ・ド・ポー ボーテ」の新たなジャパンアンバサダーに、女優・宮沢りえを起用。宮沢りえにしか表現できない美しさ、内面からにじみ出る温かい豊かな感性を持つこと、また、宮沢自身も、女性の無限の可能性を解き放ち、エンパワーメントしていくことに賛同したことから、宮沢りえがジャパンアンバサダーに就任することになった。

 

発表会で宮沢は「私は『クレ・ド・ポー ボーテ』のファンでしたので、とても光栄に思っておりますし、国境を越え、年代を超えて世界中から愛されているブランドのジャパンアンバサダーに就任できて本当に、本当に嬉しく思っております」とコメント。

また普段からクレ・ド・ポー ボーテを愛用されている宮沢は、クレ・ド・ポー ボーテの魅力について、「自宅で朝スキンケアをしてから1日が始まりますが、鏡を見て、『あ、今日、肌の調子がいいな』と思うことで自分の心に自信が持てたりします。私の仕事は緊張感があったり、夜遅くなってしまうこともあるのですが、『クレ・ド・ポー ボーテ』の商品はそんな緊張感や日々のストレスをほぐしてくれるような気がします。アンバサダーということだからではなく、『クレ・ド・ポー ボーテ』は、ずっと信頼を置いて使い続けているブランドです」と魅力を語った。

特にお気に入りのアイテムは「クレ・ド・ポー ボーテ」の代表商品「ル・セラム」で、「私は『ル・セラム』に助けられています。自信を持たせてくれる。本当に信頼できるパートナーのようなスキンケアだと思います。また、『肌の知性』というご説明をしていただいた時に本当に驚きました。肌には知性がある。知性を磨けば磨くほど知性が高まっていくというお話を聞いた時、すごく神秘的なお話だなと思いましたし、感動しました」と、コメントした。

会見には「クレ・ド・ポー ボーテ」グローバルアンバサダーのダイアナ・シルバーズ(Diana Silvers)、 エラ・バリンスカ(Ella Balinska)も来日し、トークセッションを行った。

ダイアナは、日本の印象について「私にとって今回の来日が初めてとなります。ホテルから望む景色がまるで映画のように美しかったです」とコメント。

エラもまた「数日前に日本に到着したのですが、新幹線で京都や大阪に行ってきました」と、初めての日本を満喫。そして、「私は少し日本語が話せます。ただ上手ではないです」と謙遜しつつも、流暢な日本語で来場しているメディアの方々へ笑顔で挨拶した。

ジャパンアンバサダーのお披露目と同時に、「肌には知性がある」というサイエンスをテーマにしたメディアアート展の開催を発表。「クレ・ド・ポー ボーテ」が40年以上の肌細胞研究によって解明した「肌には知性がある」という事実、そしてその細胞のもつ神秘的な力をテーマに、レフィーク・アナドール氏とコラボレーションした、アート作品「UNSEEN INTELLIGENCE」を会見にて初公開した。

作品に込められた思いについてレフィークは「 『クレ・ド・ポー ボーテ』のサイエンスを表現するためにインテリジェンス(知性)をテーマにしてきました。AIインテリジェンス、スキンインテリジェンス(肌の知性)には重なる部分があると思っています。肌にとってあまり良くないネガティブな影響、例えば空気が悪い所にいて肌が影響を受けてしまうなど、そういったところもポジティブにアート作品に組み込みました。ネガティブなデータでもポジティブに変換することができる。これがアートができることだと思います。アートというのは言葉ではなく感じるものです。インスピレーション、喜び、希望をこの作品に感じ取ってほしいと思います。サイエンステクノロジー、AIが一緒になって皆さんの元に届けばいいなと思っております」と語った。

「クレ・ド・ポー ボーテ」とレフィークとの特別なコラボレーション作品に対し、宮沢は「実は、レフィークさんのインスタグラムをフォローさせていただいているくらい、ずっと作品を生で拝見したいと思い続けていたんです。いつか海外へレフィークさんの作品を観に行きたいと思っていた時に、今回のイベントのお話をいただいて本当に楽しみにしていました。感無量です。今回の作品を拝見させていただいて、自分の細胞の中を旅しているような感覚になる時もあり、また、繊細さと大胆さがうねりのように自分に問いかけてくるような作品だなと思いました。間近で作品を拝見できて、すごく嬉しいです」と感想を述べた。

「『肌の知性』 細胞がもつ神秘の力 AIアート展 」は、6月28日~7月2日(11:00~20:00 最終受付19:00)の期間、東京ミッドタウン アトリウムのイベントスペースで開催。特別展示する「UNSEEN INTELLIGENCE」は、肌自体に脳から独立した知性があり、その知性によって、自ら感じ、考え、判断し、行動するネットワークシステムで情報を収集しているという研究データからインスピレーションを受け、東京、上海、香港、パリ、ロンドン、ニューヨークの世界6都市から数百万にものぼるデータを収集し、「悪い刺激(紫外線、汚染、乾燥した空気、ストレス、加齢)」を示すデータを、アルゴリズムが「検知」し、肌の「反応」として視覚的な動きを作り出す。それに対抗するのが、クレ・ド・ポー ボーテの研究データから導き出された 「良い刺激」で、肌の知性が、肌の状態を良い方向へ軌道修正し、アルゴリズムが良い刺激に「反応」する様子を、透明感、穏やかさ、輝きなどで表現する。

また、会場には「Feel of Skin Intelligence」コーナーも併設。肌、その人の内面、そしてその先にある社会まで輝きを満たし、世界をより良くしていく「クレ・ド・ポー ボーテ」の代表商品「ル・セラム」を自身の手に馴染ませ、マイクロスコープを使用して肌の知性が高い肌を実際に見て、感じることができる体験会を実施する。

さらに、同アート展に来場し「クレ・ド・ポー ボーテ」公式LINEをお友達に追加すると、その場で美容液「ル・セラム」の1回分サンプルパウチ、レフィークアート作品「UNSEEN INTELLIGENCE」のポストカードをプレゼント。また、来場者自身のSNS(Instagram、またはTwitter)にて指定ハッシュタグを付けて(#クレドポーボーテ、#肌には知性がある、#細胞から輝く神秘)投稿すると上記サンプルパウチ、ポストカードに加え、「クレ・ド・ポー ボーテ」オリジナルチョコレートをプレゼントする。

月刊『国際商業』2023年09月号掲載