カテゴリー間で習慣化に成否

2022年の日用品市場のトピックスは、コロナ後に需要が伸びたカテゴリー、落ちたカテゴリーの明暗がくっきり分かれたことだ。そこに原材料価格の高騰に伴う値上げラッシュが重なり、消費マインドが減退し始めている。市場拡大への逆風は強くなるかもしれない。

表1の金額前年比が落ちたカテゴリートップ10を見ると、体温計の需要が大きく落ちている。22年2月、3月、7月に数字が伸びているのは、コロナの感染者が増えたからだ。それ以外の月の数字は軒並み低調で、体温計の需要一巡は明白だろう。このようにコロナで得た需要が減少したのは、掃除や在宅時間の充実と関連の深いカテゴリーに広がっている。

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