食品スーパーに高級ブランドがずらり

コロナ禍を経て、日用品の新たな販路に食品スーパーとECが急浮上している。食品スーパーは、一回で買い物を済ませたいという消費者のワンストップショッピングのニーズを取り込んでいる。一方、ECは、まとめ買い需要の顕在化が追い風になっている。いずれのチャネルも、品ぞろえの一つに過ぎなかった日用品の扱いを強化。メーカーもドラッグストア同様に積極的に日用品の販路としてアプローチ。これまでの常識を覆すような日用品の売り場、売り方が生まれ始めている。

2022年7月にオープンした食品スーパー「ライフ西荻窪店」はワンストップショッピングを狙った大型店舗。1階非食品フロアの入り口で、まず目に飛び込むのは、日用品、化粧品、医薬品など、まるでドラッグストアの売り場を切り取ったような品ぞろえだ。日用品だけでも3尺7本の棚が9列も並び、すべてのカテゴリーがそろっている。台所用洗剤はP&G、花王、ライオンの定番以外に、サラヤのヤシノミ洗剤やジョンソンのエコベールなど、環境にやさしい商品も展開。しかも食品スーパーには珍しい大容量サイズも充実した取り扱いとなっている。

高価格帯のヘアケア商品の品ぞろえが充実(ライフ西荻窪店)

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