ファンケルは6月16日から、全直営店舗に設置されているサプリメント陳列什器を主原料が紙パウダーの「MAPKA(マプカ)」を使用した国内初の環境配慮型什器にする。

これにより、什器の製造から焼却までの過程における温室効果ガスの排出量を従来と比べて約30%削減。また、同什器は強度にも優れているため、従来よりも破損リスクの軽減にもつながるという

「MAPKA」は、環境経営総合研究所(東京都渋谷区)が提供する素材。プラスチック原料に微細な紙パウダーを混成させて作るため、成形後の収縮性の低さや成型までの時間、高い剛性および耐熱性から、工業用材料として幅広く活用されている。

また、紙パウダーを51%含有しており、容器包装や成形品と同様に紙製品扱いとなるため、燃えるごみ・燃やすごみとしての廃棄が可能だ。

環境配慮型什器を全直営店舗に導入

ファンケルでは、2018年に「ファンケルグループ サステナブル宣言」を掲げ、現在と未来に生きる人々の笑顔と持続可能な社会を目指すために、「環境」「健やかな暮らし」「地域社会と従業員」を重点テーマにSDGsの貢献に取り組んでいる。今後も全国の直営店舗において、環境に配慮した店舗づくりを目指していく考えだ。