資生堂のアクアレーベルが大きく進化した。2021年8月21日に発売した新シリーズ「アクアウエルネス」のキーメッセージは、「素肌力にこだわるあなたへ。」「発酵生まれの恵みを肌へ。新しいアクアレーベル。」の二つ。商品は化粧水、乳液、クリームから成る全7SKUで、日本の知恵を生かし、素肌力を高めて健やかな日々を過ごす、新しい価値を提案する。ブランドロゴを含めた戦略の大幅な刷新で、アクアレーベルのブランド力を一気に高める考えだ。資生堂ジャパン プレミアムブランド事業本部スキンケアマーケティング部アクアレーベルグループの渡邊直人ブランドマネージャーは「販売価格が2000円以下の国内スキンケア市場は、年平均成長率(CAGR)を見ると拡大傾向が続いています。資生堂は、この価格帯でもイニシアチブを握り続けたい。その使命を果たすのが、アクアレーベルの新シリーズ『アクアウエルネス』なのです」と意気込む。
新ライン「アクアウエルネス」の商品構成 |
生活者との絆を育むブランドパーパスの再定義
アクアレーベルが素肌力に目を付けたのは、時代の変化を捉えたからだ。特に低価格帯のスキンケア使用者は、ミューズなどの広告に憧れて肌を美しくしたいと思うよりも、自分らしさを大事にするために肌を健康にしたいという意識が強くなっている。実際、資生堂の調査(※)によると、53%が「内側から肌を強くする、免疫力を高める食品に興味を持った」、60%が「自分の肌は自分の力で守りたい」と回答。これまで以上に、日本の生活者は自分自身を見つめている。
※30代、n=188、2020年10月
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