ポーラは、幸福学の専門家である慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授の前野隆司氏、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科附属SDM研究所の前野マドカ氏の協力を得て、4月に「ポーラ幸せ研究所」を創設する。

「ポーラ幸せ研究所」では、従業員やビジネスパートナーの幸福度の意識調査や、ポーラオリジナルの「幸せ」を構成する因子の特定、幸せ研究に基づくソリューション開発などを通して、ポーラが企業理念に掲げている“美と健康を願う人々および社会の永続的幸福”を追求していく。

ポーラは2020年6月、「私と社会の可能性を信じられるつながりであふれる社会」を目指すサステナビリティ方針を策定し、29年までのSDGsの目標数値を設定。そして21年、ポーラは新たに29年ビジョンに向けた行動指針を「We Care More. 世界を変える、心づかいを。」と定めた。今後「ポーラ幸せ研究所」の調査研究を生かし、一般向けワークショップやセミナーの企画運営、プロダクトやサービスパッケージの設計、接客コミュニケーションの改革などを行い、従業員やビジネスパートナーとその家族、お客、ステークホルダー、地域・社会における美しく幸せな生き方、Well-being実現に向けた仕組み作りと社内外への啓発を推進していく。

「ポーラ幸せ研究所」の創設について、ポーラの及川美紀社長は次のようにコメントした。

「ポーラは企業理念に『美と健康を願う人々及び社会の永続的幸福を実現する』と掲げ、商材やサービスでお客さまの幸せを実現して参りました。化粧品を使うときに感じる、癒しややすらぎ、美しさを求めることで自らを慈しみ、向き合う時間の豊かさ、これらはすべて幸福につながるものです。これからは、その可能性をさらに拡張し、お客さま、ビジネスパートナー、従業員、ステークホルダー、地域社会など、あらゆる方々の永続的幸福の実現をめざします。今回、前野隆司先生、前野マドカ先生のご協力を得て、幸せ研究をスタートする運びとなりました。幸せ研究によって得た知見を広く社会に還元し、希望に満ちた未来の一助となることを願っております」