「チーム ポーラ」を育むコミュニケーションの力
――社長就任1年目の2020年は、新型コロナに振り回されました。
及川 精神的にタフな1年でした。未曾有の事態に直面し、消費者、ビジネスパートナーであるビューティーディレクター（BD）、社員など、あらゆるステークホルダーが不安を抱えました。ポジティブとネガティブの間を揺れ動く、みんなの気持ちを理解しつつ、企業のトップとして、状況を打開できる次の一手を探し、伝えることに全力を注ぎました。その中で、私が確信を得たのは「チーム ポーラ」の重要性です。私だけが次の一手を探すのではなく、三人寄れば文殊の知恵というように、社員やビジネスパートナーなどの現場の知恵を結集することが大事だと思います。小舟は荒波では転覆しますが、船団を組めば耐え切れます。ビジネスパートナーとはもちろん、ボードメンバー、部門長、社員との対話を積極的に行い、組織の団結力を引き出していきました。
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