ユニ・チャームは、ジェンダーに関する情報開示と男女平等への取り組みに優れた企業が選出される「2021年 ブルームバーグ社の男女平等指数(Gender-Equality Index、以下GEI)」に初めて選定された。
GEIは、企業のジェンダーに関する情報開示の透明性や男女平等に関する取り組み・実績を評価する指標で、2021年は44の国・地域に本社を置く380社が選定され、そのうちの1社としてユニ・チャームが選定された。
同社では、社員一人一人の多様性を尊重した、働きやすい環境を支援するための具体的な取り組みとして、これまでに「育児休業制度」「介護休業制度」や「短時間勤務制度」を拡充してきた。また、コロナ禍においては、「コアタイムを廃止したフレックスタイム制度」や「取得日数に制限のないリモートワーク制度」を導入し、より働きやすい環境づくりを推進している。
同社の日本国内における女性管理職比率は現在約13%(20年12月時点)だが、2030年には30%に引き上げることを目標に掲げている。なお、この取り組みは20年10月に発表したユニ・チャームグループ中長期ESG目標「Kyo-sei Life Vision 2030 ~For a Diverse, Inclusive, and Sustainable World~」にも含まれている。また、これに伴って、同年12月には、「女性のエンパワーメント原則(Women’s Empowerment Principles)」に署名している。
同社は、今後もジェンダーに関する取り組みや情報開示の透明性向上を積極的に推進してく考えを示している。