2021年3月期第3四半期業績は、売上高は前年同期比0.7%減の7925億4300万円、営業利益が2.8%増の199億4400万円、経常利益が2.0%増の218億7200万円、四半期純利益が2.9%増の154億200万円と減収増益だった。

インバウンド消滅や外出自粛による化粧品、医薬品は減収だったが、日用品、健康衛生の伸びがそれを補い、売り上げはほぼ横ばいを確保した。利益は第2四半期までの傾向とは一転し回復基調。前期より着手した粗利改善の取り組みが実を結び始め、前年同期比増益となった。

商品分類別売上高は化粧品が13.2%減の1776億円、日用品が5.2%増の3649億円、医薬品が11.6%減の943億円、健康衛生が12.3%増の1432億円、その他が1.3%減の123億円だった。

販売先業態別売上高は、ドラッグストアは都市部の化粧品取り扱い強化店でインバウンド需要がなくなったことなどもあり1.1%減の4996億円、ホームセンターは掃除用品などの日用雑貨の揺れ雪が好調だったこともあり4.7%増の772億円、ディスカウントが9.0%減の530億円、CVSが横ばいの399億円、スーパーが2.2%増の399億円、GMSが8.5%減の265億円、その他8.6%増の381億円だった。

通期業績は、売上高は0.1%増の1兆470億円、営業利益は1.2%増の250億円、経常利益は0.7%増の275億円、当期純利益は25.2%減の190億円と前回予想を据え置いた。