PALTACの2024年3月期第2四半期業績は、売上高が5.1%増の5834億2000万円、営業利益15.1%増の137億6900万円、経常利益15.9%増の156億1300万円、四半期純利益17.2%増の108億9200万円と増収増益だった。外出増加の追い風を背景にメイクアップ・ドリンク剤等の外出関連商材の需要が拡大。また猛暑の影響もあり、シーズン化粧品や飲料の需要が拡大した。利益面では、原材料費高騰や商品販売構成の変化による影響を受けるも、売上拡大により増益を確保している。

商品分類別売上高を見ると、化粧品は9.9%増の1379億3400万円、日用品は1.2%増の2539億5300万円、医薬品は10.7%増の751億9400円、健康・衛生関連品3.5%増の1070億5200万円、その他が29.2%増の92億8600万円と、すべてのカテゴリーで増収を確保した。外出機会の増加や訪日外国人の増加により、化粧品と医薬品が大きく伸長した。一方、日用品は節約志向を背景に販売数量が伸び悩み、他のカテゴリーより低い伸び率となっている。

販売先業態別売上高は、ドラッグストアが5.3%増の3668億5200万円、ホームセンターが3.8%減の453億4600万円、ディスカウントストア・スーパーセンターが9.4%増の484億3300万円、CVSが14.8%増の461億300万円、スーパーマーケットが0.1%増の270億9800万円、GMSが2.0%減の195億4300万円、その他(EC専業企業など)が7.2%増の300億4300万円だった。外出機会の増加を好影響として着実に捉え、ドラッグストア、ディスカウントストア、CVS業態が伸長した。

24年3月期通期業績は、売上高3.4%増の1兆1420億円、営業利益は8.3%増の265億円、経常利益は7.5%増の295億円、当期純利益は5.4%増の203億円と、期初予想を据え置いた。