PALTACの2025年3月期第3四半期決算は、売上高が3.2%増の9110億6400万円、営業利益は2.1%増の224億3900万円、経常利益は31%増の254億1700万円、四半期純利益は6.6%増の182億8200万円となり、増収増益となった。
売り上げ面では、外出の増加やインバウンド需要の高まり、生活者ニーズの多様化に対応した新規商材の拡充など環境変化を捉えた売上拡大施策が奏功し前期を上回る結果となった。商品分類別の販売実績をみると、化粧品が4.0%増の2155億5800万円、日用品が5.2%増の4044億2800万円、医薬品が1.4%減の1135億5700万円、健康・衛生関連品が0.4%増の1618億8600万円、その他が4.7%増の156億3300万円となった。
業態別では、ドラッグストアが4.6%増の5825億3800万円、ディスカウントストア・スーパーセンターが12.2%増の834億7500万円、コンビニエンスストアが4.5%増の730億7200万円、ホームセンターが1.9%減の665億7900万円、スーパーマーケットが1.2%増の409億8300万円、ゼネラルマーチャンダイジングストアが4.1%増の314億6500万円、輸出・EC企業・その他が23.9%減の329億4900万円となった。
販売費及び一般管理費は売上拡大に伴う固定費吸収効果により改善。人件費、配送費の単価が上昇する環境でも販管費率は前年同期比0.03ポイント改善した。
2025年3月期通期業績予想は、売上高が3.3%増の1兆1900億円、営業利益が3.0%増の280億円、経常利益が3.8%増の317億円、当期純利益が6.6%増の220億円を見込んでおり、前回予想からの修正はない。