PALTACの2024年3月期第1四半期業績は、売上高が6.3%増の2935億1900万円、営業利益7.0%増の69億5900万円、経常利益6.9%増の78億4000万円、四半期純利益9.2%増の55億2500万円と増収増益だった。コロナ関連商材の需要は減少するも、人流増加の追い風を背景にメイクアップ・ドリンク剤等の外出関連商材の需要が拡大。また化粧品や医薬品などインバウンド関連商材の動きが徐々に活発化して売り上げを押し上げた。利益面では、原材料費高騰や商品販売構成の変化による影響を受けるも、売上拡大により増益を確保している。

商品分類別売上高を見ると、化粧品は10.7%増の694億3500万円、日用品は1.8%増の1301億8000万円、医薬品は12.2%増の364億5100円、健康・衛生関連品6.6%増の528億5700万円、その他が28.0%増の45億9400万円といずれのカテゴリーも増収を確保した。

販売先業態別売上高は、ドラッグストアが5.3%増の1836億8700万円、ホームセンターが5.4%減の233億9100万円、ディスカウントストア・スーパーセンターが8.1%増の241億1300万円、CVSが30.8%増の233億9100万円、スーパーマーケットがo.6%増の136億8900万円、GMSが0.5%減の98億8600円、その他(EC専業企業など)が14.8%増の153億6000万円だった。

24年3月期通期業績は、売上高3.4%増の1兆1420億円、営業利益は8.3%増の265億円、経常利益は7.5%増の295億円、当期純利益は5.4%増の203億円と、期初予想を据え置いた。