明治大学政治経済学部のゼミの中でも、1、2位を争うほど人気の木寺元教授のゼミナール(木寺ゼミ)。さまざまなコンペにも参加して、地域の活性化や観光業の促進プロジェクトで「観光庁長官賞」をはじめ多くの賞を受賞するなど成果を上げている。その木寺ゼミの特徴は、学生たちが積極的にアートをプロジェクトに取り入れていること。特に、地域住民と課題を共有し、より良いコミュニティづくりを目指すプロジェクトでは、多くの人が参加できるようにハードルを下げつつ、満足度を上げる要素としてアートが重要な役割を果たしている。例えば、アートプロジェクトで人の流れを作り出すことを目指した「かみいけ!星空プロジェクト」では、住民全員で蓄光テープの星座を作成、地元の子供たちや母親間の新たな交流が生まれている。これらのプロジェクトは、どれも「参加者が純粋に楽しむこと」と「企画側の目的を達成すること」を両立。参加型アートを組み込むことで、目指す方向に人々を動かす木寺ゼミの取り組みは、企業が実施する販促イベントや地域コラボを企画する際のヒントになるのではないか。
ゲスト 木寺元(明治大学政治経済学部教授|写真左)/ファシリテーター 菊池麻衣子(「パトロンプロジェクト」主宰|写真右)
菊池麻衣子(以下、菊池)毎年のようにゼミの学生たちがアートプロジェクトを手掛けていますが、木寺さんは特にアートを勧めるような内容を授業に取り入れたりなさっているのでしょうか。
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