中村萌氏は大人気アーティストだ。毎年、参加している台湾のアートフェア『アート台北』、『アートフェア東京2018』では、作品を購入したい人が殺到し、整理券が配られる。一点物の作品は欲しくても手に入らない状況で、最近、制作を始めたフィギュアも販売開始直後に完売する勢いだ。活動の幅を広げる中村氏にアートのビジネスの可能性について聞いた。ファシリテーターは、現代版アートサロン「パトロンプロジェクト」の主宰、菊池麻衣子氏。

ファシリテーター
菊池麻衣子
(「パトロンプロジェクト」主宰|写真右)
ゲスト
中村萌
(彫刻家|写真左)

菊池麻衣子(以下、菊池)アーティストとビジネスの関係性について、どう考えていますか。

中村萌(以下、中村)私は、自分の作品をたくさんの人たちに見てもらうために発表したいという願いが強く、実はビジネス的な利益についてはあまり考えていません。ただ、想像力を働かせて、ものを生み出したり、人との関係を築き上げていったりすることは、アートもビジネスも共通しているため、そんなにかけ離れた関係ではないと思っています。

シェアアトリエ Kunsthaus(クンストハウス)

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