ファンケルは7月16日、赤ちゃんの肌にやさしさのこだわりを尽くした「ベビーケアライン」(全3品目)をリニューアルし、通信販売と直営店舗で発売する。

従来から赤ちゃんの肌は、清潔に保つことを重要視されており、2014年には国立成育医療研究センターが「新生児に保湿剤を毎日塗ることで、アトピー性皮膚炎の発症リスクが低下した」という研究結果を発表した。この発表をきっかけに、新生児からスキンケアをすることの重要性が各メディアで取り上げられるようになり、新生児期からの保湿ケアへの意識向上が広くみられるようになった。また、自身が若年層から日常的にスキンケアやボディケアを行ってきた世代が親となり、子どもの肌のケアに対する関心の高さもけん引し、ベビーケア製品の市場は年々拡大している。そこでファンケルは「ベビーケアライン」を従来品から、さらにやさしさと保湿力を強化し、使用する人の使いやすさを追求させてリニューアルする。

ラインアップは、潤いとバリア機能を守りながら汗や汚れを落とす全身用泡状洗浄料「ベビー全身泡ウォッシュ」(300ミリリットル・1650円〈税込〉)、必要な水分と油分をバランス良く補い、乾燥や肌荒れから守る全身用乳液「ベビーミルク」(120ミリリットル・2750〈同〉)、上記2品とオリジナル・スタイ(よだれかけ)の詰め合わせギフトセット「ベビーギフトセット」(5500円〈同〉)の三つ。どれも新生児から使うことができ、デリケートな赤ちゃんの肌にやさしく使え、成分の安全性や使いやすさにもこだわったスキンケア製品だ。

左から「ベビー全身泡ウォッシュ」、「ベビーミルク」、「ベビーギフトセット」

赤ちゃんの肌は、大人の肌より厚みが約半分でターンオーバーも速いため、バリア機能が未熟な状態である。また、部分的に皮脂分泌量のバランスの悪さやオムツかぶれなどで肌トラブルを起こしてしまうなど、何が肌に刺激を与えてしまうか分からないといったことも多い。

リニューアルした「ベビーケアライン」には、「何がアレルギーを起こすか分からないため、最初の離乳食はおかゆにする」という離乳食の考え方を参考に、赤ちゃんの肌に最適なシンプル処方を採用した。配合する成分の種類を極力少なくし、ベビーケア製品に使用実績がある保湿成分を配合している。さらに、安心と安全を追求したファンケル独自の基準で原料を採用し、防腐剤、香料、合成色素、石油系界面活性剤を無添加にした。