2月の百貨店売り上げは激減した

化粧品業界に息をつく暇も与えない。消費税増税の反動減が年末に収まったと思えば、年明けからは新型コロナウイルスの影響が市場を直撃。日本、東アジア、トラベルリテールで稼いできた日本企業の活況は瞬く間に暗転した。

国内は、インバウンドの売り場が悲惨な状況に陥っている。なにしろ、中国政府が2020年1月27日に団体旅行の禁止を発表すると、中国人観光客が激減。JNTO(日本政府観光局)の統計によると、2月の訪日外国人客数は、前年同期比58.3%減の108万5000人。化粧品の購入金額が高い中国は同87.9%減。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が続き、3月の訪日客数は2月以上の落ち込みが確実で、少子化、高齢化による消費減少をカバーしてきたインバウンド需要は下火どころか、消え去った。

2月はコロナ特需に沸いたドラッグストア

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