「京東618」に向け各社が動き出す

新型コロナウイルスの影響は、世界中の化粧品市場に波及した。日本企業にとって痛手は、メイド・イン・ジャパンの強みが生きるアジア市場が大混乱したことだろう。ようやく落ち着きを取り戻した中国でさえ、海外からの帰国者によるコロナ逆輸入への警戒を解いていない。先が読めないコロナ禍に化粧品業界は翻弄されている。

巨大市場・中国の混乱は2月初旬に深刻化した。当局の通達により、百貨店やショッピングセンター(SC)などの商業施設が相次いで臨時休業に入った。化粧品ブランドの百貨店カウンター、直営店も営業ができなくなり、売上高は8割減、9割減が続出。セルフブランドも同様で「2月の売上高は前年の半分以下」(大手メーカーセルフ担当)に陥った。これは欧米ブランド、中国ブランドも同じだろう。

この情報へのアクセスはメンバーに限定されています。ログインしてください。メンバー登録は下記リンクをクリックしてください。

ログイン