感染拡大期に行った本店改装と新規出店

6月上旬の平日、センコヤ(香川県高松市)のゆめタウン高松に足を運ぶと、店内はほどよく賑わっていた。エレガンスのリップを品定めする女性は矢継ぎ早にスタッフに質問し、カウンターに座ってスキンケア品を選ぶ女性もいた。ゆめタウン高松は県内トップのSC。1階にあるセンコヤは、人が集まる食品売り場に近い好立地で、店の前は人通りが絶えない。若年層へのアプローチとして入り口に置いた自身の写真が撮れるタッチパネル式デジタルサイネージ、タッチアップやテスターなどはストップしていたものの、コロナ禍の非常事対応から新型コロナとの共生に向けた営業体制が動き出したのは確かである。

新型コロナは化粧品業界全体に悪影響を与えたが、お客の肌に触れる接客を強みとする化粧品専門店も例外ではない。しかし、センコヤほどコロナ禍に悩ましい時を過ごした専門店は少ないだろう。なにしろ、高松市丸亀商店街にある本店の全面改装とゆめタウン徳島への新規出店が新型コロナの感染拡大期にあたったのである。

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