ヘアサロンの営業自粛で高付加価値品の訴求機会が増加

新型コロナウイルスのまん延は、化粧品市場の動きを一変させた。政府が4月16日に緊急事態宣言を発令すると、ショッピングセンター、百貨店は臨時休業を余儀なくされ、その中に出店していた化粧品専門店の売り上げはガタ落ち。一方、販売を継続したドラッグストアも、外出自粛に伴う在宅勤務が広がったほか、景気の先行き、所得減少への不安も高まり、消費マインドは低下。大手のウエルシア薬局の4月の化粧品売上高は、制度品が前年同月比75%。一般品は横ばいだが、メイクはマスクの普及で使用しなくなったことから同70%に落ち込んだ。

4月上旬はマスクや消毒剤のみの購入が多かったが、中旬以降、化粧品売り場の客足が戻り始めた

メイクの不調は、外出自粛に伴う需要減もあるが、タッチアップとテスターの禁止が大きく影響した。小誌が20代から70代の一般女性50人にコロナ禍における化粧品購買動向についてアンケート調査したところ、大半の女性が「コロナ以前に比べて利用を控えた」と回答。新型コロナウイルスの感染予防で、目、鼻、口を守る意識が高まったからだろう。調査では「どうしても試したい商品は、新しいテスターを出してもらった」という回答もあり、コロナ禍は化粧品販売における試用の在り方を改めて浮き彫りにした。

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