ロート製薬とウェザーニューズは、気象を軸に両社の強みを生かしてより多くのユーザーへ、きめ細かいヘルスケアを提供していくことを目的に、3月16日から協業を開始した。

協業内容は、以下の三つの柱を軸に協業を進めていくことで、気象による体調の変化に悩みを持つ人にさまざまな形でサポートしていくといったもの。

①各社のデータを掛け合わせたマーケティング活動

両社が有する過去の気象データと消費・購買動向などを総合的に分析することで、今後の気象におけるお客の行動を予測したマーケティングにまつわる実証研究を行う。また3月2日にウェザーニューズがローンチした「天気痛予報」(https://weathernews.jp/s/pain/)において、ロート製薬の商品とのコラボレーションを実施していく。

②ヘルスケア情報の連携強化

両社が有する情報誌やWEBサイト上にて、気象とヘルスケアに関する情報発信を行っていくことで、まだ知られていない気象と健康の関係を伝えていく。

③両社に在籍するYoutuberとウェザーロイドのコラボレーション

ロート製薬の公式YouTuber「根羽清ココロ」と、ウェザーロイド「Airi」がタッグを組んでYoutubeにて情報発信を行っていく。

気温・気圧・天候等の気象の変化はあらゆる人の行動に影響を及ぼすことがわかっている。例えば「季節の変わり目や台風・雨により頭痛がする」「体調の変化に対処するため天気予報のチェックは欠かさない」など、影響を及ぼす程度は一人一人によって異なるが、ロート製薬の調査によると身体の不調を及ぼす原因として天気(25.8%)、気圧(23.5%)と考える人がいることがわかった。

ロート製薬は、気圧の変化などによる頭痛に悩まされている人に「キアガード」(第二類医薬品)や、美と健康の情報誌「太陽笑顔fufufu」など、商品や情報を通じて、気象などにより健康に悩みを抱えるお客の健康をサポートしてきた実績がある。一方、ウェザーニューズは、「船乗りの命を守りたい」という原点の思いから、気象情報を本当に必要とする人々のもとに対応策となる情報を届けている。

近年では地球温暖化などグローバルレベルでの気候変動に伴い、多くの異常気象も見られるようになってきた。気象由来で発生する心身の変調は、過去の経験から紐解きつつも、より一層、現在の地球環境に寄り添った対応を求められると考えられる。そこで両社は、両分野の緊密な連携が人々の悩みを解決していくと考え、今回の共同協業に至った。