「勝売繁盛」をテーマに、PALTACは1月30、31の両日、「PALTACフェア2020」をマイドームおおさか(大阪市中央区)で開催した。43回目となる今回は独自機能の発信力を強化し、メイン入り口の自社ブースを拡大した。
その中でも注力しているソリューション機能では、小売店や物流現場の人手不足に対し、昨年10月1日付で新設した「店舗支援本部」と「SCM(サプライ・チェーン・マネジメント)本部」の事例を紹介した。店舗支援本部に約300名(全営業の3割)の社員を振り分け、ラウンド営業を行う専門部隊を新たに組織。個店ごとの課題を洗い出し、スピード感を持って小売店の利益や売り上げ拡大につながる提案を本部の商談ベースまで踏み込んで行う。またSCM本部では、デジタルの分析ツールを用いて、店舗の入荷単位の最適化や発注サイクルコントロール、在庫消化の見直しを提案する。嶋田政治常務執行役員経営企画室長は、「物流コストの上昇で日用品・化粧品業界全体の利益が減っている中で、ムダ・ムラを省きSCM全体の最適化を図りたい」と力を込めた。
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