カネボウ化粧品は、2020年3月1日、スキンケアブランド「suisai(スイサイ)」を洗顔ブランドへと刷新し、クレンジング料「スイサイ ビューティクリア シェイククレンジング」「同 ジェリークレンジング」と、洗顔料「同 パウダーウォッシュN」(トライアル含む)、「同 ミクロウォッシュ」(ノープリントプライス)を発売した。〝洗顔〟を、明日へのきれいにつながる大切な行為と捉え、「Reboot me,now.~明日の私を変えてみせる~」を新ブランドメッセージとし、メイクを楽しむ20代女性に向けて洗顔の大切さを訴求していく。同時に、店頭においてはこれまでの制度品売り場からセルフ売り場へ展開をシフト。高付加価値洗顔ブランドとしてセルフ洗顔市場に一石を投じ、存在感と地位の確立を目指していく。

スイサイは、もともとスキンケアブランドとして05年に誕生した。同年に発売された酵素洗顔料「スイサイ ビューティクリア パウダー」が、毛穴の黒ずみ汚れや角栓まできれいにする商品として20代女性を中心に大ヒット。訪日観光客からも人気があり、いまではスイサイ全体の売り上げの6割を占め、ブランドを代表するアイテムとなっている。スイサイを担当する飯野洋実マネジャーは、今回、スイサイを洗顔ブランドとして刷新した理由を次のように説明する。

「スイサイは、スキンケアブランドとして幅広いラインアップがありますが、最近は酵素洗顔料に頼り切った売り上げ構成になっていることが課題でした。一方、昨今、洗顔市場は拡大傾向にあり、中でもセルフ市場の1000円以上の価格帯の伸びが目立ちます。毛穴汚れに特化したものなど機能性を重視した高付加価値商品の人気が高まっていることから、強みの洗顔に特化してセルフ市場で勝負しようと決断しました」

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