国内のヒット商品 世界展開の難しさ

日本国内で抗しわをうたった化粧品が大手メーカーから出そろった。先鞭をつけたのはポーラの「リンクルショットメディカルセラム」。その後、資生堂が「エリクシール」で、コーセーが「ONE BY KOSE」をはじめとした複数のアイテムを発売。ここ数年、こうした機能性化粧品が市場を賑わせている。

ところがそうした活況が続くかは不透明だ。ポーラの「リンクルショットメディカルセラム」が中国の店頭で販売できない状況が続いている。その理由は有効成分であるニールワンが中国国内で販売認可が下りていないことにある。現状では越境ECで販売しているものの、越境ECよりも市場が大きい一般貿易での販売ができず、売り上げの最大化が図れていない。日本国内初の発売にこぎつけた人気商品が、世界で最も日本製化粧品の引き合いが強い中国で大きく展開できない状況なのだ。

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