日中化粧品国際交流協会は11月18日、ホテル日航大阪で「「2019日中ビジネスマッチングフェア」」を開催する。メインテーマは、“「企画・開発・原料・製造」と中国化粧品市場をつなぐ!”で、同協会の理事長、楊建中博士は 「ビジネスマッチングに重点を置いたイベントは、協会設立7年で初めての試みです。これまでの講演、工場見学、体験以外に商談にも力を入れ、協会会員のプロモーションと会員同士の深い協力関係の実現を目指します」と意気込んでいる。
近年の日中両国関係の緩和に伴い、日本と中国の化粧品業界の交流が増加。日中化粧品国際交流協会に参加する企業の数も年々増加している。協会は現在日本企業52、中国企業83の計135の会員企業を擁している。同協会は川上の原材料輸出、技術関連情報提供、コミュニケーション、協力に焦点を当て、20人以上の専門家が技術サポートを提供する、業界内で最も影響力のあるBtoB越境プラットフォームになっている。
日中化粧品国際交流協会は毎年中国、日本で各1回、日中合同で1回、計3回イベントを開催している。今回も日中双方の会員ニーズを満たすため、両国よりゲストを招き、各業界トップクラスの専門家とともに講演と指導を行い、日中企業の優秀な原料、製品、技術資源を展示する。さらに日中化粧品企業間の交流のみならず、企業間のビジネスマッチングを最終目的としている。長年にわたる両国間の市場および業界の発展とビジネス文化の違いを深く理解している協会は、両国企業間のビジネスマッチングを効果的に支援する考えだ。
日中化粧品市場の交流は、1981年に資生堂が中国に進出した時からスタートした。2014年以降、多くの中国企業が日本のビジネスパートナーを求めており、日本企業にとっても中国の巨大市場は魅力的な存在だ。そこで今回、協会はビジネスマッチング(商談)に重点を置いたイベントを行い、両国化粧品企業間の協力関係を更に深めていく。
ビジネスマッチングフェアの目玉は三つある。
①専門家によるセミナーを実施
・協会理事長でもある美研創新社長、楊建中博士が国際的ヘアケア専門家の視点から中国市場で需要の高い抜け毛防止商品開発戦略について解説する。
・日本ブランド ブランディングプロデューサーの三原誠史氏は、J-Beautyの最新トレンドから見る日本市場シュリンク時代の成長戦略を解説する。
・POLAフロンティアリサーチの笠原薫氏は、ポーラの医薬部外品開発研究 ~『日本初:シワ改善医薬部外品NEI-L1』 と 『10年振りの承認:美白有効成分PCE-DP』 の開発ストーリーを紹介する。
・元P&Gエグゼクティブパフューマーの春原吉美氏は、ブランディングとビジネス拡大のための香り戦略を披露する。
②中国企業と直接交渉できる商談会
中国化粧品企業の雲南白薬社、広州環亜社、上海悦目社、深圳禾葡蘭社、広州滙朗社、広州居里化工社、聖凱斯社など、有名ブランドメーカーと原料商社の幹部、研究開発者、マーケターが70名以上参加する。中国化粧品業界の有名メディア「青眼」が帯同し、中国に向けて随時イベントの模様を報道する。
③2019年協会活動に協力した企業に対し「日中化粧品技術交流貢献賞(金、銀、銅賞)」を授与
また、セミナー後に行う講演会&懇親会を開催する。詳細は以下の通りだ。
【講演会】
日時:2019年11月18日17:30~18:30
会場:ホテル日航大阪 5F「鶴」
講演内容
①「中国化粧品市場はいつ世界一になる?」―中国著名業界メディア「青眼」編集長 李恵華氏
②「日中化粧品の新時代:中国人のための日本化粧品」―協会理事長 楊建中博士
【 懇親会】
日時:2019年11月18日 18:30~20:30
会場:ホテル日航大阪 4F「孔雀」
参加者:中国側70名、日本側50名(現時点)
講演会、懇親会への参加は受付中(締切:11月15日)。申し込むの詳細は、次のURLをクリック。207283941ffd756834364d20ce4abc5f