2018年11月7日、東京品川プリンスホテルにて2018日中化粧品国際交流イベントが行われた。これは6年前の12年に日中化粧品国際交流協会が設立されて以来、最大規模の交流イベントとなった。イベント当日は、70人以上の中国側会員と130人以上の日本側来賓が一堂に会した。

会場には大勢が足を運んだ

日中化粧品国際交流協会の楊建中理事長は、まず協会の6年に及ぶ発展の歴史を回顧。さらに協会事務局の責任者とともに来場者に向けて日中における技術、OEM生産およびブランド製品の協力に関する成功の秘訣を紹介した。

次に、元ALBION商品開発・マーケティング責任者であるビューティサイエンティストの岡部美代治氏、東京工業大学光老化研究室の正木仁教授、協会専門家で元資生堂ライフサイエンス研究センター生体計測研究所所長の高橋元次氏らが日本の薬用化粧品の先進理念と研究成果を紹介した。その後、諾斯貝爾化粧品股份有限公司、広州滙朗生物科技有限公司、南京華獅化工有限公司の代表は、日本側参列者に向けて中国のフェイスマスク市場の現状、化粧品原料の展望、化粧品法規の最新動向を紹介した。

講演の様子

最後に授賞式が行われた。協会は、まず日中会員の中から6年間の中で日中化粧品技術交流に大きく貢献した19社に「日中化粧品技術交流貢献賞-金、銀、銅賞」を授与。さらに日本の著名なビューティーメディアに取り上げられた実績、掲載記事及びその評論内容に基づいて、雲南白薬集団健康産品有限公司のフェイスマスク「采之汲」を「日本最注目海外漢方COSME」として選出した。その後の懇親会では、日中両国の化粧品業界人が各分野の今後のビジネス協力について談笑した。

ポーラの研究所

翌11月8日、70人余りの中国側会員代表がサティス製薬の有効性試験研究所と、薬用化粧品における技術革新で有名なPOLAの横浜研究所を訪問した。

サティス製薬の有効性試験研究所

サティス製薬の有効性試験研究所では、代表者数名が実際に日本の抗シワ臨床評価方法を体験した。POLA研究所では、日経「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2018」大賞を受賞した末延則子執行役員が登壇。IFSCC大会で発表、受賞した美白、抗シワ、美容食品などの研究成果を熱心に説明した。続けて横浜みなとみらいにあるPola The Beautyみなとみらい店を訪問した。