化粧品市場が成熟化するにつれて、近年トレーサビリティに対する関心が高まっている。特に最近は、化粧品のパッケージ、いわゆる製品ボトルに厳しい目が注がれている。化粧品にはどのようなボトルを用いているか。このボトルが作られた経路はどのようなものかなど。派手で贅沢なボトルはそれなりに沢山の素材を使い、手間をかけ、無駄な部分も多い。使い終われば廃棄される。環境保護を考えると、あまり褒められることではない。ボトルはもっと軽くして、リサイクル物資として使うようにしてはどうか。そうした要望が若い世代の間に高まっている。そこでサステナブルパッケージングという言葉が流行ってきた。容器の継続使用という意味だ。容器素材をリサイクルして継続的に使っていく。化粧品ブランドもそうした動きに応えて欲しいというわけだ。

そこで昨年、化粧品ブランドのロレアルとコンサルタント会社のクアンティスが、サステナブルパッケージングへの取り組みを主導的に行っていこうという運動、SPICE(Sustainable Packaging Initiative for CosmEtics)を立ち上げ、コティ、エイボン、クラランス、資生堂など、有力企業もこのプログラムに参加している。

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