ピップは、2月26日、東京都千代田区の大手町サンケイプラザにて、2019年春の新製品発表会及び「新型ひざ痛」についての記者勉強会を開催した。

松浦由治社長

松浦由治社長

同会では、冒頭に新たに「プロ・フィッツ」ブランドのメインキャラクターに就任した元サッカー日本代表の川口能活氏によるビデオメッセージが流れ、その後ピップの松浦由治社長が登壇。18年に創業110周年を迎えたピップは、“まず社員が健康になり、消費者に健康を伝えていく”というウェルネス経営宣言を行っており、松浦社長はその一環として月に1度午後3時頃に退社しジムに通うという“早帰り運動”を実践している社員を紹介。さらに、「今年は、ピップがスポーツをする人も健康もサポートしていく」と高らかに宣言した。

その後、稲毛病院の部長・佐藤務先生が「知らないと怖い新型ひざ痛の実態と対処法」をテーマに、整形外科の観点から、軽い運動だと思って始めたヨガやダンスが引き金となって生じる「新型ひざ痛」について解説。佐藤先生は「特に20~30代の若い女性に増えているというこのひざ痛は、筋力不足や動かし方、足の形などが原因で起こるもので、重症化させないためには食事、運動、装具の三つが大事になります」とし、オフィスでできる三つのトレーニングの紹介とともに、サポーターの重要性を説いた。

続いて登壇したヨガインストラクター・森脇じゅん氏は新型ひざ痛になりにくい脚になるための姿勢の保ち方や、予防のカギとなるお尻の筋肉の使い方を説明。また、帰宅後にできる簡単な足裏トレーニング、骨盤揺らし、膝屈伸のトレーニングをそれぞれ参加者に紹介した。

その後行われた新製品発表会では、ピッププロダクトマーケティング部の松浦由典氏、山本明奈氏が登壇。松浦氏は2月12日から発売している「プロ・フィッツ」の新商品「サポーター ひざ用」の紹介をするとともに、フィットテーピング「ピップキネシオロジー」や「くっつくテーピング」を「プロ・フィッツ」ブランドに統合、リニューアルすると説明。「スポーツを楽しむすべての人からケガや疲労の不安を取り除き、“スポやか”に活きる未来に寄り添う」をコンセプトとして掲げ、スポーツを楽しむ消費者のニーズに対応したラインアップの拡充を目指すとした。

山本氏は美脚に着目したスポーツシリーズ「スリムウォーク Beau-Acty」の新製品を紹介。シリーズ累計40万足を突破し、目標比126%の売上金額推移で好調な同シリーズをさらに強化するため、スポーツ時にショーツ代わりにもなるインナー「燃焼シェイプショーツ」と「美尻ショーツ」を3月12日に発売すると発表した。