資生堂、ライオン、ユニ・チャームの3社は小売店の店頭・売場で設置する販促物の物流業務を統合し、2019 年5月より共同配送を開始する(資生堂は、資生堂の100%子会社であるエフティ資生堂の販促物が対象)。

共同配送の開始に向けて、3社共通の販促物管理システムを開発・導入し、愛知県小牧市にある外部の物流センターを活用。3社が共同で配送することで輸送効率を改善し、包装資材の共通化や同梱配送、共同配送により配送トラック台数の減少による、資源の保護やCO₂排出量の削減といった「物流環境負荷の低減」や、同梱配送や共同配送によって荷受け時間と店舗における販促物の保管スペースが縮小されることで、バックヤードでの作業が効率化する「小売店の業務負荷低減」につなげていく考えだ。

3社は、16年から小売店での店頭メンテナンスを行う合弁会社、ジャパンリテールイノベーションを通じて、商品の陳列・店頭メンテナンス機能の強化などを目的として協業をしている。今後も3社は、積極的に価値提案を行い、業界全体の発展に貢献することを目指す。