ユニ・チャームは、子どもの健やかな成長サポートを目的として、3~9歳児を子育てする保護者2129人を対象に、風邪やインフルエンザに関する意識調査を実施した。

秋から冬にかけて風邪やインフルエンザは流行のピークを迎え、身近な予防・対処としてマスクを着用する人は増加する傾向にある。子どもは学校や習い事など人が密集する場所で過ごすことも多く、東京都感染症情報センターによると、2017年の子ども(0~9歳)のインフルエンザ発症は、流行期に急激に拡大し、大人の約2倍の感染者数に上る。こうしたことを背景に同社は今回の調査を実施した。

東京都感染症情報センターのインフルエンザ感染者数データ

ピーク時、子どもは大人の約2倍の感染者数となる

調査では、「お子様の風邪やインフルエンザは、主にどこで感染することが多いと思いますか」という質問に対し、1日の大半を子ども同士が密着して過ごす「幼稚園」「保育園」「学校」などの回答が上位を占めた。また、「お子様の風邪やインフルエンザが、あなた自身にうつってしまったことはありますか」には、75%が感染経験ありと回答。

「保護者からさらに家族中で風邪やインフルエンザが、蔓延して長引いてしまったことはありますか」には、42%がはいと回答した。これらの回答から、子どもの主な感染経路は幼稚園や学校などであると思われており、7割以上の世帯で子どもから保護者に感染、更にはそれが家庭内で蔓延し、長引く傾向にあると感じていることが分かった。

同社は、2018年8月に、園児・低学年こども専用マスク「超快適マスク 園児専用」、「同低学年専用」を発売している。この商品は北海道大学と共同で、子どもが好きなマスクのデザインと必要な機能を研究して開発されており、キッズデザイン協議会が主催するキッズデザイン賞において、第12回キッズデザイン賞を受賞している。そのほか、親子で一緒にマスク装着の必要性を学ぶ知育活動として絵本動画を配信するなど、着用習慣の啓発活動もおこなっている。

超快適マスク 園児専用

超快適マスク 園児専用

超快適マスク低学年専用

超快適マスク低学年専用

今回の結果を商品開発に活かしていくと同時に、今後も調査や啓発活動を通じ、子どもとその保護者に向けて、マスクの早期着用の必要性を伝えていく考えだ。