利用者と利用頻度を同時に広げる

2004年をピークに縮小してきた国内ガム市場を、健康価値で再び成長軌道に乗せられるか。ロッテが打ち出したのは、ガムを「嗜好品」から、ハミガキや洗口液と並ぶ日常の「オーラルケアツール」へ変える戦略だ。まず歯と口の健康に役立つ機能への信頼を高め、その上で毎日の習慣にする。27年に発売30周年を迎える「キシリトール」を軸に、利用者と利用頻度を増やし、縮小してきたガム市場そのものを再び成長させようとしている。

1948年にガムの製造販売から事業を始めたロッテは、長年「嚙むこと」の健康価値を研究してきた。2018年には専門部署「嚙むこと研究部」を設置。研究成果やエビデンスが十分に世の中へ伝わっていないという課題から、研究から情報発信までを一貫して担う体制を整えた。創業100周年を見据えた「未来チャレンジ2048」でも、嚙むことによる健康増進を重要な柱に据える。

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