ポーラ・オルビスHDの2026年12月期第2四半期連結業績は、売上高が前年同期比1.3%増の843億4900万円、営業利益が同21.1%増の99億5400万円、経常利益が同93.2%増の121億3500万円、親会社株主に帰属する中間純利益が同40.8%増の65億3900万円となった。基幹ブランドの「ORBIS(オルビス)」が成長をけん引したほか、費用コントロールや「Jurlique(ジュリーク)」の損失縮小が利益を押し上げた。為替差損益が前年同期の20億6100万円の差損から、当期は19億6000万円の差益に転じたことも経常利益の大幅増につながった。

主力のビューティケア事業は、売上高が同1.3%増の812億7000万円、営業利益が同23.4%増の99億4900万円だった。

ブランド別では、「POLA(ポーラ)」の売上高が同2.0%減の435億9200万円となった一方、営業利益は同7.1%増の55億7400万円を確保した。国内では、二次流通向け出荷の抑制強化やインバウンド売り上げの減少が響いたものの、「B.A」シリーズの好調で購入単価が伸長。海外では、中国の既存店舗やECを中心にB.Aシリーズが伸び、売上高は10.6%増となった。

オルビスは売上高が同5.6%増の261億6300万円、営業利益が同24.3%増の52億1400万円と増収増益を継続した。発売1周年を迎えたクレンジングオイルが引き続き好調で、直販では高機能・高単価商品の伸長により購入単価が2.8%上昇。国内の外部チャネルは取扱店舗や顧客接点の拡大を背景に売上高が32.4%増と高成長した。

ジュリークは為替影響を含め売上高が同5.1%増の38億8700万円となり、営業損益は前年同期の9億2600万円の赤字から4億5100万円へ赤字幅が縮小した。構造改革と費用コントロールが計画通り進んだ。育成ブランドは売上高が同5.6%増の76億2700万円、営業損益は3億8800万円の赤字となった。「DECENCIA(ディセンシア)」の新美白シリーズや「THREE」のクレンジングオイルが好調だったほか、暑熱対策AIカメラ「カオカラ」や医療機関専売コスメ「Dive」などの新規事業も収益に貢献した。

下期は、ポーラでB.Aの新商品を軸としたクロスセルを強化する。10月発売の「B.A アイゾーンクリーム」と連動したエステオプションを9月から先行提供し、サロンへの来店とブランド体験を促す。オルビスはクレンジングオイル購入者へのスキンケア、ベースメイク提案を進めるとともに、外部チャネルの取扱商品を拡充する。ジュリークは9月にローズシリーズ、THREEは基幹スキンケアシリーズを刷新。ディセンシアも10月に敏感肌用アイクリームを投入する。

通期予想は据え置き、売上高が前期比1.6%増の1730億円、営業利益が同10.2%増の173億円、経常利益が同1.6%増の173億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同5.0%減の90億円を見込む。