パーマ剤市場に、持ち直しの兆しが出ている。2025年のパーマ剤出荷統計調査(日本パーマネントウェーブ液工業組合)によると、パーマ剤全体の出荷金額は前年比104%となり、前年実績を上回った。24年は微減だったから、そこから持ち直した格好だ。

ただし、これはかつてのパーマブームが戻ってきたことを意味するものではない。女性のヘアスタイルでは、ソバージュに代表されるような強いウェーブ感のあるパーマを見かける機会は少なくなった。緩いカールや毛先の動きは、コテやアイロンで日常的につくるものとして定着している。サロンでパーマをかける必要性が薄れたことで、美容師の提案機会も減少してきた。「パーマをする人がいなくなって、美容師さんがパーマをかける機会が減っていき、さらに提案が減っていくという悪循環に陥っている」と業界関係者が指摘するように、施術機会が減れば、美容師の技術も磨かれにくくなり、提案の幅はさらに狭まる。

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