「話題だから使ってみたいと思ってたけど、見るたびに品切れしてるからもういいかなと思っている」。人気アイテムに対する生活者の正直な声だ。SNSで話題を集め、人気が爆発する「バズコスメ」。コロナ禍で、スマホなどを介して情報を集める習慣がますます一般化し、こうしたバズコスメの影響力はさらに高まっている。

バズコスメには、一時のブームで終わるものもあれば、それをきっかけに長期的な人気へとつながるものもある。前者の課題は、リピート需要を生み出す製品力だ。話題になっても、その投稿を見た人が商品を買うだけで、その良さが共感できなければ、それ以上の波及効果は期待できない。それどころか、期待に沿う結果でなければ逆効果、そのがっかりした生活者の声がネット上にあふれることにもなる。バズは、あらためて化粧品の根幹である製品力を問う試金石にもなるのだ。

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