トータルビューティーカンパニーのukaは、JTのコーポレートR&D組織「D-LAB」と協業し、日本固有の原料の探索・研究・商品化に取り組む新プロジェクトを開始した。両社は新たに「循環研究所(Regenerative Lab)」を立ち上げ、日本各地の自然・文化・生態系に育まれた植物原料の価値を可視化し、商品や体験を通じて社会へ提案していく。

ukaはこれまで、トータルビューティーサロン運営やオリジナル商品の企画・販売を行う中で、本物の技術・感性・気配りなどを強みとしてきた。一方、D-LABは「心の豊かさ」を起点に、人の感性や体験に関わる研究・探索を進めるほか、植物研究や品質管理の知見を蓄積してきた。両社はそれぞれの強みを掛け合わせ、原料そのものだけでなく、その背景にある土地や文化、ストーリーを含めた価値提案を推進する。

 協業の中核となる循環研究所は、サロンで生まれている体験価値を起点に、それを科学的に可視化し、再現可能なものへ転換する取り組みだ。これまでukaが重視してきた感覚的・体験的価値を、研究によって裏付け、蓄積し、社会へ提案していく位置付けとなる。 研究の第一段階では、「伊豆のクロモジ」と「石垣島のヘナ」を起点に、人の循環(肌・頭皮・心身)と地球の循環(素材・地域・環境)をつなぐエビデンス構築に取り組む。また、日本各地に眠る未注目の植物資源の探索や、植物原料の特性・体験価値の整理、研究プロセスの発信も進める方針だ。

ukaはこうした思想を「Regenerative Beauty(リジェネラティブ ビューティー)」と定義。単に自然由来であることではなく、「人にも、地域にも、地球にも、うれしい循環をつくること」を重視し、美しさの追求が社会や環境にも還元される循環型のものづくりを掲げる。 ukaの渡邉弘幸CEOは、「サロンで生まれる体験と研究による裏付けをつなぐことで、日本の植物原料価値を改めて見つめ直し、世界に通用する水準へ引き上げていく」とコメントした。