花王が展開するプレステージプロフェッショナルヘアケアブランド「ORIBE(オリベ)」は、メディア向けイベント「ORIBE Experience TOKYO 2023」を10月24日に東京・六本木において開催。同ブランドがこうしたイベントを実施するのは2021年に日本での本格展開を開始してから初となる。

プレゼンテーションでは、ORIBE Hair Care LLCの共同創業者でもあるダニエル・ケイナー代表が登壇。ブランドの歴史や、もう一人の創業者であるオリベ・カナレス氏のブランドや製品にかけた想いなどについて語った。

イベントの後半では、オリベを日本で初めて導入したヘアサロン「uka」の渡邉弘幸CEOとケイナー代表のトークセッションを実施。ケイナー氏がオリベへの期待や、日本での可能性について問いかけると、渡邉CEOは、「例えば、ukaの六本木ミッドタウン店に来店するお客さまからはオリベの製品を置いているのを見て、日本でも購入できるようになった驚きと喜びの声を多く聞く。また、ヘアケアに対する関心もこれまでにないほど高まっており、オリベにとってもチャンスは大きい」と答えた。

その後、Mandee TauberオリベグローバルエデュケーターとヘアサロンartifataのCHIKA代表によるヘアメイクのデモンストレーションを展開した。

本格展開後初のイベントを実施

オリベは、08年に米国で誕生し18年に花王グループ傘下に入った。現在欧米を中心に約40の国・地域で展開しており、米国ではヘアケアからボディケア、フレグランスなども販売。妥協をゆるさない高品質のプロダクトと、選び抜かれたトップサロンや高級百貨店等での取り扱いで、ラグジュアリーなライフスタイルを送る女性たちをメインの顧客としている。

日本においても、ラグジュアリーライフスタイル提案ブランドとして、厳選したサロンへのみ導入。オリベならではの美容接客や、オリベスタイルの講習を実施。そして、美のプロフェッショナル(美容ライター、スタイリストやモデルなど)へのブランド体験を通じてオリベファンを獲得し、ブランド認知の拡大、ラグジュアリーなイメージの構築を図る。

今後、独自のブランド価値を持つオリベを、アジアエリアへさらに順次拡大していき、現在欧米中心の花王サロン事業のグローバル展開強化を図っていく考えだ。

月刊『国際商業』2024年01月号掲載