コーセーホールディングスの2026年12月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比0.9%減の782億6500万円、営業利益84.5%減の10億3000万円、経常利益54.3%減の23億5800万円、親会社株主に帰属する四半期純利益91.9%減の4億2600万円となった。売り上げは、タルト事業およびコーセー事業における中国免税の売り上げが大きく伸長した一方で、アルビオン事業、コーセーコスメポート事業の減収が響いた。利益面では、アルビオン事業、コーセーコスメポート事業、タルト事業の減益が連結全体に影響した。
事業別に見ると、化粧品事業は売上高0.6%増の639億1900万円、営業利益61.1%減の23億3400万円。売り上げはハイプレステージ、プレステージともに増収となったことで前年同期の実績を上回った。ハイプレステージでは、「アルビオン」が減収となったものの、「タルト」「コスメデコルテ」が売り上げを伸ばした。プレステージでは、主要ブランドである「ONE BY KOSÉ」の好調により、前年同期を上回る実績となった。一方で利益は、アルビオン事業での減収による売上総利益の減少に加え、創立70周年を機に認知拡大のための大型プロモーションを実施したこと、タルト事業においても、セフォラにおける主力商品の新規展開に伴うマーケティング費用が集中したことにより大幅減益となった。
コスメタリー事業の売上高は7.8%減の136億5200万円、営業利益は1億1600万円の欠損となった。売り上げは、コーセーコスメポート事業における主力商品の堅調な需要を見込んだ前期第4四半期における先行出荷の影響により、前年同期の実績を下回った。利益については、コーセーコスメポート事業の減収、原価率上昇により売上総利益が減少したことに加え、コスメタリー事業全体において新商品のプロモーションに伴う販売費が増加したことで減益となった。
地域別売上高は、日本が7.0%減の481億5900万円。コーセー事業の「ONE BY KOSÉ」「コスメデコルテ」の新商品の発売が寄与し増収となったものの、アルビオン事業、コーセーコスメポート事業の減収をカバーしきれなかった。アルビオン事業における前年同期の主力ラインのリニューアルや「エレガンス」の価格改定前の駆け込み需要、およびコーセーコスメポート事業での前期第4四半期の先行出荷の反動で減収だった。
アジアは16.4%増の113億6800万円。コーセー事業において中国免税での春節に向けた品揃え強化、海南島の需要回復が業績を後押しした。さらに中国本土においても大型ECセールが寄与した。ピューリ事業は、タイ国内の販売好調に加え、新規店舗の出店が貢献し、増収となった。
北米・その他では、北米が8.4%増の166億6500万円、欧州などその他が0.8%減の20億7200万円となった。タルト事業でTikTokでの販売好調に加え、セフォラにおける主力商品の新規展開による出荷増が寄与した一方で、コーセー事業で前年同期に「雪肌精」の大型受注の反動で減収となった。
26年12月期通期業績は、売上高6.0%増の3500億円、営業利益8.3%増の200億円、経常利益2.2%減の210億円、親会社株主に帰属する当期純利益19.9%減の121億円と期初予想を据え置いた。






















