美容家・メノポーズカウンセラー・ライフスタイルデザイナー
PROFILE:1959年東京都生まれ。企業勤務を経て31歳で起業し、90年代からオーガニックコスメと植物美容の普及をけん引。スパや女性専用漢方薬局の運営にも携わり、ナチュラルビューティの第一人者として活動してきた。2000年以降は女性の健康啓発に注力し、更年期以降の美容と健康をライフワークとする。2025年からは八ヶ岳南麓に拠点を移し、発信を続けている。著書は『これからの美しさの磨き方』(KADOKAWA)など15冊を超える。
更年期(メノポーズ)市場が拡大する一方で、その実態や価値は十分に理解されているとは言い難い。美容家でメノポーズカウンセラーの吉川千明氏は、30代で経験した更年期様症状を契機に、女性ホルモンと美容・健康の関係性に早くから着目してきた。これまでに1万人以上をカウンセリングしてきた知見をもとに、未成熟な更年期市場の本質と今後の可能性を読み解く。
女性ホルモンの影響は広範囲に及ぶ
――そもそも更年期とは何でしょうか。
吉川 更年期とは、閉経を挟んだ前後約5年間、目安として45歳から55歳までとされます。単に一部の不調にとどまるものではなく、女性ホルモンが全身に作用する特性から、肌や筋肉、神経などあらゆる部位に影響が及びます。症状の出方には個人差が大きく、その実態は一様ではないという認識が重要です。強いストレスや心身の酷使によってホルモンバランスが乱れれば、年齢に関わらず更年期様の症状が前倒しで現れることもあります。更年期による体調不良は、離職やパフォーマンス低下につながり、いわゆる「更年期ロス」として社会的にも認識され始めています。しかし、依然として「更年期はつらくない」といった情報発信を見かけることに強い危機感を持っています。
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