――エテュセの主戦場であるバラエティ市場は、コンペティターが増えるばかり。競争激化の影響はありますか。

東矢 エテュセの由来は、仏語で「ネ、ネ、知ってる?」。資生堂グループだからこその安心と信頼に加え、やさしさへのこだわり、お客様の期待を超える楽しく新しい発想力で、国内バラエティ市場で確固たる地位を築いているのは間違いない。ただ、化粧品産業の参入障壁は低くなり、新しい視点を持つ競合ブランドが増え、工夫を凝らさなければ差別化が難しくなっているのは否めない。各社の業績を左右する店頭の販売台を獲得する競争が激しくなっています。それに伴い、エテュセの成長力は全盛期に比べて鈍化していたものの、2017年12月期を機に反転攻勢に転じ、今期は化粧下地「オイルブロックベース」、マスカラ下地「ラッシュバージョンアップ」、爪化粧料「クイックケアコート」などの売れ行きが急伸。18年上期の増収率は一桁台後半で着地し、通年では二桁台に乗る勢いを見せています。

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