化粧品専門店との協働で店頭が活性化

アルビオンの2025年12月期は、同社の強みが鮮やかに花開いた1年だった。主力の営業本部(国内事業)の出荷金額は前年比100.9%。中でも化粧品専門店チャネルを管轄する営業部は同105.5%と力強く伸び、業態開発事業部も同101.1%と堅調に推移した。市場環境がなお不透明な中でも、顧客と向き合い、肌に触れ、商品の価値を丁寧に伝える――。アルビオンが長年磨いてきた美容活動の強さが、改めて数字に表れた。

百貨店部は同94.0%だった。一見すると低調に映るかもしれない。だが、その中身を見れば景色はまったく違う。「エレガンス」の主力「ラ プードル」は、価格改定の影響で本体の販売が落ち込んだ一方、リフィルは同137.4%と大きく伸長した。人気がしぼんだのではない。価格改定を経て、購買行動が変わったのである。店頭消化の内訳でも、日本人ローカルは同100.8%と底堅く推移したのに対し、外国人インバウンドは同90.5%。小林章一社長がかねて警戒してきたインバウンド売り上げの膨張を抑えるため、個数制限や内外価格差の見直しを進めてきた。その成果が、ここに表れた。売り上げの規模ではなく、その中身を問う経営姿勢が貫かれている。


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