ポーラ化成工業は、東北大学が2025年9月1日に設置した若手研究者のイノベーション拠点「ZERO INSTITUTE」に、スポンサー企業として参画した。
スポンサー企業は、ZERO INSTITUTEで実施される、多様な領域の研究プロジェクトの成果への包括的なアクセス権を持つ(一部、企業との個別契約により機密保持が必要なプロジェクトを除く)。これにより、業界や専門分野の垣根を超えた広範な技術探索(ソーシング)や、異分野融合による予期せぬ化学反応を誘発し、既存事業の延長線上にない非連続なイノベーション創出を加速させる。
ZERO INSTITUTEは若手研究者のためのエコシステムだ。常時、多様な分野で活躍する若手研究者が100人以上在籍するプラットフォームを目指している。さまざまな研究分野で若手研究者と企業が共創し、未来につながる端緒をともに探索・発見することで、新たな産業を生み出し、世界規模の社会課題を解決するディープテック・スタートアップを創出することを目指す。グローバルに活躍する若手研究者との協働により、国際卓越研究大学である東北大学の先駆的な取り組みやネットワークを広げ、世界中の研究機関・組織と連携した国際頭脳循環を実現する一大拠点として進化させていく。
文部科学省「大学等における産学連携等実施状況」によると、大学と民間企業との共同研究金額は年々増加傾向にある。日本における企業と大学の連携は進んでいるが、研究を社会実装および事業化まで結びつけることには課題がある。また、研究は専門で分化した縦割り構造になる傾向にあるが、現代の複雑な社会課題を解決するためには組織の枠を超えた協創が必要であり、オープンイノベーション型の連携モデルが求められている。
従来の産学連携は、特定の企業と研究室が個別に契約を結ぶ「1対1型」が主流であったため、探索できる技術領域や連携の範囲に構造的な制限があった。ZERO INSTITUTEでは、この構造を刷新し、複数のスポンサー企業と、社会実装を志向する多様な研究分野(AI、フィジカルAI/ロボティクス、量子コンピュータ、宇宙空間の活用、ニューロサイエンス、ロンジェビティなど)の若手研究者が連携する「N対N型」の共創モデルを実装する。
ZERO INSTITUTEは、広範な研究領域での研究シーズの探索や、異分野融合による研究開発(R&D)プロセス・組織の刷新を通して、スポンサー企業と非連続なイノベーション創出を加速させていく。
同社は「このたびのZERO INSTITUTEへの参画により、ポーラ・オルビスグループが掲げる『多様化する美に応える個性的な事業の集合体』の実現に向けた共創に期待しております。従来の1対1の産学連携では得にくかった多様な知を結集し、参画企業や若手研究者とのN対N型の共創によって、Well-being領域における新たな価値創造を加速してまいります」とコメントを発表した。





















