滝川は2025年12月発売のポータブル式マルチシャンプー台「UniSham(ユニシャン)」で訪問理美容市場に一石を投じる考えだ。訪問理美容、介護施設、美容室のサテライト展開など、多様な現場に対応する「現場適応型ユニット」として開発された商品で、十分な水圧と調整機能を備え、シャンプーやトリートメントに加え、カラー施術にも対応。漏電防止設計を施したコードレス仕様で電源を必要とせず、角度・高さ調整で姿勢保持を最適化。深型ボウルによる水はね軽減、6.2キログラムの軽量ボディなど、業務効率と利用者負担の軽減を両立する設計が特徴である。
発売背景には、高齢者人口の増加に加え、訪問理美容への関心拡大がある。リクルートホットペッパービューティーアカデミー(HPBA)が25年1月に公表した「訪問理美容に関する調査レポート」によると、在宅介護者の利用率に大きな変化は見られないものの、介護支援専門員(ケアマネジャー)を経由した利用は増加傾向を示す。在宅利用における訪問理美容の認知経路も「ケアマネジャーからの提案」が46.7%で最多。24年の介護報酬改定により担当件数上限が39件から44件に拡大し、ケアマネジャーとの接点が増えたことが要因である。
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