コーセー社長が19年ぶりに交代する。2026年1月にコーセーHD(持ち株会社)を立ち上げ、小林一俊社長は代表取締役兼グループCEO(最高経営責任者)に就く。そして澁澤宏一常務が代表取締役兼グループCOO(最高執行責任者)に昇格する。26年に創業80周年を迎えるコーセーにおいて、創業家以外の社長の誕生は初の出来事である。
コーセーの経営課題は、事業会社の部分最適とグローバル戦略の遅れの二つである。これまで制度品ビジネスのコーセー、卸流通のコーセーコスメポート、高級ブランド特化のアルビオンがそれぞれの事業領域で競争力を磨くことで、3000億円超の企業に駆け上がった。しかし、事業会社別にブランド、技術、人材、情報などのナレッジが積み上がり、強い独自性を帯びていることから、グループ横断での活用が難しくなっている。
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