I-neの2025年12月期第2四半期業績は、売上高が前年同期比9.9%増の223億2100万円、EBITDAは15.2%増の25億4700万円、営業利益17.0%減の16億8800万円、経常利益25.9%減の15億8700万円、親会社株主に帰属する中間純利益は25.6%減の9億2300万円と増収減益だった。昨年10月にM&Aを実施したトゥヴェール社の連結および同社ブランドを除いたその他ブランドの伸長によりスキンケア他カテゴリーが前年同期比432.7%増、金額で35億4000万円増と大幅に伸長したことが売り上げを押し上げた。

事業別に見ると、国内事業の売上高は10.8%増の217億5400万円、営業利益は13.6%減の32億3500万円となった。SALONIAにおいて、ピュアブライトスチーマーやEMSリフトブラシなどでの積極的なマーケティング投資により売上高の伸長に寄与したことや、YOLUにおいて25年5月にリニューアル後初の夏限定品である「モクテルナイトシリーズ」を発売したことが増収に寄与した。

海外事業は、売上高は16.6%減の5億6600万円。24年12月に決定した艾恩伊(上海)化粧品有限公司の解散および清算により中国領域の売り上げが減少となった。一方で営業利益は5100万円の欠損となったが、前年同期から4億2300万円欠損幅を大きく縮小している。

25年12月期通期業績は、売上高15.5%増の520億円、EBITDAは30.1%増の67億6000万円、営業利益11.1%増の50億4000万円、経常利益9.4%増の50億円、親会社株主に帰属する当期純利益8.5%減の27億円と期初予想から変更はない。