I-neの2025年12月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比22.4%増の111億1600万円、EBITDAも83.2%増の13億1600万円、営業利益41.3%増の9億100万円、経常利益19.4%増の8億4200万円となり、大幅な増収増益。一方で、法人税等の増加により親会社株主に帰属する四半期純利益は12.3%減の3億7300万円となった。
事業別にみると、国内事業の売上高は24.7%増の109億3500万円、営業利益12.3%増の17億1800万円となった。BOTANISTが、10周年記念施策としてSNSキャンペーンやセールを実施。新たにベビーラインを追加し、ターゲット層を拡大した。
YOLUは、25年4月に実施する全3シリーズのシャンプー・トリートメントのリニューアルに向け、オンラインおよびオフラインへの配荷を実施。全シリーズを「ナイトキャップセラム」や「チャボトケイソウエキス」を配合した新処方に刷新した。
SALONIAでは、「スムースシャインドライヤー」の新色「ピンク」が人気を博し、機能性と価格のバランスが高評価を得た。
新ブランドとして、スキンケア他カテゴリーにおいて、25年2月に「ReWEAR」をローンチ。新発想・酵素のチカラで、服がよみがえる“再生ファブリックケア”を打ち出した。また、同月に機能性ティーブランド「Teaflex」からGABAやHMPA等の機能性成分を含んだルイボスティー、グリーンティーを投入した。
海外事業は売上高が42.0%減の1億8000万円、営業利益は6200万円の欠損となったが、前年同期の2億8700万円の欠損から、欠損幅を大きく縮小した。売り上げは、24年12月に決定した艾恩伊(上海)化粧品有限公司の解散および清算に伴い、中国領域の売り上げが減少したことが響いた。利益では構造改革とコスト削減効果が貢献した。
25年12月期通期業績は、売上高前期比15.5%増520億円、営業利益同10.9%増の50億4000万円、経常利益同9.2%増の50億円、親会社株主に帰属する当期純利益8.4%減の27億円と期初予想からの変更はない。