新型コロナを経て戦略はリスタート
日本を代表する最高級ホテル、オークラ東京は2025年3月1日にスパメニューを一新した。フェイシャルトリートメントには、パリ発の高級スキンケアブランド「オルラーヌ」を採用。90分6万円のコースは同ブランドの最高級ライン「ロワイヤル」、75分4万6000円のコースには主力ライン「B21」の専用商品を使って施術する。これまでオルラーヌは百貨店の化粧品売り場や外商を中心に新客を獲得していたが、高級ホテルや東京・銀座の旗艦店などを柔軟に使い分け、新しい顧客を掘り起こす考え。「顧客接点を変え、お客さまとの出会いを増やす」とオルラーヌ パリ(ORLANE PARIS JP)の竹澤隆史代表取締役マネージングダイレクターは説明する。
オルラーヌは1947年に仏パリで生まれた高級スキンケアブランドだ。60年代にエイジングケアの概念を提唱したり、50年以上前にパリの超高級住宅街16区にエステサロンを設け、ブランドの地位を確立した。日本市場への参入は約40年前。2007年にはポーラ・オルビスホールディングスと共同出資で販売会社を設立したが、17年に解散。同年に新会社オルラーヌ パリを立ち上げた。
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