中国市場の変調が化粧品メーカーを直撃
2024年の化粧品市場は、大手メーカーの動向に注目が集まりそうだ。各社の23年業績は本格回復には至っておらず、コロナ禍が明けても暗雲は晴れていない。特に最大手の資生堂は、売り上げの2大柱である日本事業と中国事業で大規模な構造改革に挑んでいる。
「想定よりも早く市場成長が鈍化している」。23年11月の決算説明会で資生堂の藤原憲太郎社長COO(最高執行責任者)は、中国市場についてこう語った。日本勢が強みとするスキンケアの品質が評価されてきたこともあり、多くの化粧品メーカーが中国進出を強化してきたが、ここにきて負の側面が強く映し出されている。資生堂も例外ではない。
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