化粧品売り場で肌に触れる活動は、購買決定の重要な要素だ。それは活動制限が敷かれたコロナを経て、カウンセリングを受けたお客が増えたことで再確認できた。その効果が今も続いていることは、化粧品専門店の成果から見えてくる。

例えば、アルビオンの2024年12月期決算は、売上高、利益ともに2桁伸長を記録。特にEX-PLAN2024(専門店計画店)の会員数は4913人の増加であった。コロナ時を振り返ると、会員数は21年12月期が1万7093人減、22年12月期が6488人減、23年12月期が3071人減だったから、プラスに転じたことになる。その要因は店頭活動の実施である。1店平均の美容体験は21年が368回、22年が636回、23年が1032回、24年が1034回。1店平均のメイクタッチは21年が811回、22年が1560回、23年が2010回、24年が2221回である。アルビオンの業績回復と店頭活動の提供回数に相関関係がある。

この情報へのアクセスはメンバーに限定されています。ログインしてください。メンバー登録は下記リンクをクリックしてください。

ログイン