化粧品専門店のくわこやが驚異的な業績を叩き出した。2024年9月期の売上高は前年比16%増の77億3300万円で過去最高額を更新。しかも営業利益は同178%増の3億7600万円、営業利益率は4.8%、経常利益は同139%増の4億5300万円、経常利益率は5.8%で、いずれも高水準。初めて営業利益率が4%台に乗った要因は、来店客数13%増(121万7000人)による単価アップ、人件費率(10.9%)と家賃比率(8.5%)による効率化の2点。減価償却費1億9400万円を計上したにもかかわらず、過去最高の利益を出したのは、くわこやの経営基盤が強くなった証だ。

同社の野村和弘社長は「2024年決算報告会」において「盤石な財務体制の中、皆さま(取引先)とともに店づくり、人づくりができる状況が整った」と破顔した。

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