日本ロレアルの2024年12月期は前年同期比11.7%増と絶好調だった。増収のけん引役は、売上構成比50%超のロレアル リュクス事業。13のプレステージブランドを展開し、4年連続2桁増収を達成した。同社の都築誠也副社長/ロレアル リュクス事業本部事業本部長は「売上構成はローカル客とインバウンド客で半々。インバウンド依存型になっておらず、健康的なバランスになっている」と破顔する。
この勢いに乗って同社は25年12月期も成長を狙う。そのポイントはブーマー世代(55歳以上の女性)、メンズ、インバウンドの三つ。同社が推計した30年の美容人口は、55歳以下の女性が18年比300万人減なのに対し、ブーマー世代は同100万人増、メンズは600万人増、インバウンドは1000万人増になっている。人口減が進む日本において美容人口が増えるのは、美の多様化が急速に進み、潜在需要が顕在化するからだという。
この情報へのアクセスはメンバーに限定されています。ログインしてください。メンバー登録は下記リンクをクリックしてください。