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口紅・リップの受注が完全復調
――2024年の日本色材工業研究所の状況をお聞かせください。
奧村 受注の約8割を占めるODMにおいては、コロナ禍からの回復もあり、取引先の新製品計画も本格的に始動。受注が急速に増加しました。加えて、近年、新たに取引を開始したD2Cを中心に展開しているファブレスの新興企業の受注も増えています。新興企業は、新製品の投入スケジュールが短いなど、従来の取引先とは異なる開発が求められます。日本色材が保有するひな形処方から選んでいただき、それをニーズに合わせてアップデートして提供するなどの工夫で、お客さまの売りたいときに売りたいものを提供するという受託製造業としての対応ができるようになっています。一方のOEMに関しては、コロナ禍からの回復で、多様なカテゴリーの新製品計画を一気に動かしたメーカーも多く、自社の生産キャパシティではオーバーフローしてしまうといったこともあるようで、その分を受注するというケースが増えたように感じます。
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